薬屋のひとりごと ネタバレ7巻｜漫画｜園遊会で猫猫は羅漢に将棋を挑む！賭けの行方は・・・

原作:日向夏先生　作画:倉田三ノ路先生の『薬屋のひとりごと』7巻のネタバレや感想をご紹介します！

 

世話になった妓楼の小姐 白鈴と漢気のある武官 李白が、上手くいくといいなと思う猫猫なのでした。

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軍部の大尉 羅漢(ラカン)は、猫猫(ネコネコ)を身請けした壬氏(ジンシ)が気に入りません。
何かと邪魔をしてくるのですが、今回は、宮廷内で青い薔薇を見た者がいるという噂を流してきました。

 

噂を聞いた皇帝は、青い薔薇を見たがります。
猫猫なら何か知っているかもしれないと羅漢に吹き込まれた壬氏は、猫猫を頼ってきました。

 

青い薔薇は、好事家が手を尽くしても、手に入れられないと言われている物です。
でも猫猫は、羅漢に挑発されていると知って、逃げているばかりではだめだと思い、青い薔薇を作ることにするのでした。

薬屋のひとりごと 7巻ネタバレ込みあらすじ

薬屋のひとりごと27話-1 青い薔薇を園遊会までに手に入れよう！

四大夫人の一人、玉葉(ギョクヨウ)が妊娠していることが、ハッキリと分かるようになってきました。
でも、まだ外部には内緒にしなければいけません。

 

もうすぐ園遊会が行われますが、今回は、新しく四大夫人になった楼蘭(ロウラン)のお披露目として、玉葉は欠席することにしました。

 

足を怪我している猫猫(マオマオ)は、今は玉葉の宮で毒見役と幼い姫 鈴麗(リンリー)の世話をしています。
そこへ壬氏(ジンシ)が頼みごとをしにやって来ました。

 

壬氏の頼みごととは、青い薔薇を園遊会までに手に入れられないかと言うものでした。
猫猫は、青い薔薇は好事家がどんなに手を尽くしても作れないものだと話します。

 

そして、誰か青い薔薇の話をした人がいるのではないかと壬氏に尋ねます。
羅漢(ラカン)が話していたと壬氏が答えると、猫猫は羅漢からの嫌がらせから逃げてばかりいるのは癪だと考え、青い薔薇を作ってみることにするのでした。

薬屋のひとりごと27話-2 色とりどりの薔薇の花に壬氏は・・・

猫猫は壬氏に頼んで、以前、梨花(リファ)が病にかかった際に作ったサウナの横に、温室を作ってもらいます。
温室にはサウナの蒸気を流し、通常なら二カ月先にしか咲かない薔薇を咲かせようというのです。

 

薔薇の世話をするのに、下女のときに友人になった小蘭(シャオラン)と宦官二名が付けられました。
一カ月後の園遊会で披露するために、猫猫は寝ずに薔薇の世話をします！

 

園遊会当日、猫猫は壬氏に薔薇を花瓶に生けて渡しました。
花瓶には、青い薔薇だけでなく、黄・赤・桃・白・紫・黒と様々な色の薔薇が生けられています！

 

猫猫は白い薔薇に色水を吸わせ、様々な色の薔薇を作ったのです。

 

まだ蕾の薔薇を見て、猫猫は園遊会までに咲かすことが出来なかったと悔しそうな顔をしました。
壬氏は猫猫の顔色が悪いのを見て、玉葉の侍女たちのところに連れて行くよう、馬閃(バセン)に命じます。

 

壬氏が皇帝に薔薇を差し出すと、嫉妬や色情の目が集まります。
でもその中で、楼蘭の父親、高官である子昌(シショウ)だけは、何を考えているか分からないと壬氏は感じるのでした。

薬屋のひとりごと28話-1 羅漢と猫猫が将棋で勝負！

園遊会の最中、猫猫は羅漢を呼び出し、羅漢はそれに喜んで応えます。
羅漢が猫猫の元に着くと、猫猫は賭け将棋をしようと誘いました。

 

猫猫は爪を、鳳仙花(ホウセンカ)と片喰(カタバミ)で上品な赤に塗っています。
羅漢はその爪の色に覚えがありました。

 

賭け将棋で羅漢が勝ったら、猫猫は羅漢の子になると約束をします。
そして猫猫が勝ったら、妓楼の緑青館から妓女を一人、身請けすることを羅漢は約束しました。

 

ゲームは五回行い、負けた方は酒を一杯飲み干さなければいけません。
五つある盃の内三つに、猫猫は薬を混ぜました。
薬入りの酒を三杯飲めば、身体に毒になるでしょう。

 

羅漢が将棋が強いことは、壬氏も知っています。
一回戦は、羅漢が勝ちました。
猫猫は酒を飲みましたが、薬入りかどうかは内緒です。

 

二回戦も羅漢が勝ちました。
どうやら猫猫は、将棋の基本的なルールしか知らないようです。
二杯目の盃を飲み干し、次の勝負へと続きます。

薬屋のひとりごと28話-2 妓女の顔だけがハッキリと見えた

羅漢は生まれたときから、人の区別がつきませんでした。
皆のっぺらとした碁盤のような同じ顔に見え、男女の区別もつきません。

 

父親はそんな羅漢を見放しましたが、叔父は根気強く声や体格で人を見分け、将棋の駒として例える術を教えてくれました。
やがて羅漢は叔父を強い駒『土』として、見分けることが出来るようになります。

 

名家の長子と将棋が得意ということが幸いして、羅漢は軍部で頭角を現すようになりました。
そんなとき同僚たちに、緑青館に囲碁将棋の強い妓女がいると聞き、誘われて緑青館に行きます。

 

しょせん妓女だと侮っていた羅漢は、見事に負けてしまいます。
そして羅漢は、初めて人の顔が・・・妓女の顔だけがハッキリと見えたのです！

 

その妓女の名は鳳仙(フォンシュン)といい、猫猫と同じ鳳仙花と片喰で塗った爪をしていました。

 

三回戦目、昔のことを思い出していた羅漢は負けました。
羅漢は酒を一杯飲むと、しょっぱいと言います。

 

猫猫は、入れた薬は塩味がすると言いました。
続けて、四回戦目を打とうとしたところ、羅漢が潰れてしまいます。

 

猫猫は、下戸である羅漢が、塩と砂糖入りの酒を飲めば、潰れることは分かっていたと、壬氏たちに教えました。
そして、なぜ羅漢が下戸であることを知っていたのかと不思議がる壬氏に、猫猫は、羅漢は父親であることを明かすのでした。

薬屋のひとりごと29話 猫猫と羅漢の出会いは突然に！

鳳仙は妓楼で生まれ、妓楼で育った妓女でした。
羅漢は度々、鳳仙の元を訪れます。

 

愛想はないけれど、頭がよくプライドの高い彼女を好む者もいて、鳳仙の値はだんだん上がっていってしまいます。
家督を異母弟に奪われた羅漢には、三カ月に一度、会いに行くのがやっとでした。

 

そんな中、鳳仙は羅漢に賭けを持ち掛けます。
勝った方に好きなものをあげる・・・賭けに勝った羅漢は鳳仙を求め、鳳仙もそれに応えました。

 

その後、羅漢の叔父が失脚し、叔父と親しくしていた羅漢にも朝廷から飛び火があるかもしれないと、父親は羅漢を遠方に追いやります。
半年ほどで都に戻ってこられるだろうと思っていた羅漢ですが、戻ってこられたのは三年後でした。

 

戻ってきた羅漢の屋敷には、鳳仙からの手紙が何通も届いていました。
手紙の中には、切断された指が二本・・・それは当時、流行っていた指切りの呪いでした。

 

羅漢は慌てて緑青館に行きますが、鳳仙の姿はなく、館主の婆に、値の下がった鳳仙は、どこかで身体を売っているだろうと言われてしまいます。

 

それからも鳳仙に関する情報はないかと、何度も緑青館を訪れる中で、羅漢は猫猫に出会います。
そして、猫猫の世話を叔父の羅門(ルォメン)がしているのを見て、羅漢には思い当たることがあるのでした！

 

猫猫との賭けに負けた羅漢は、高順(ガオシュン)によって緑青館に運ばれたようです。
子供の頃から鳳仙の付き人をしていた梅梅(メイメイ)の元で目を覚まします。

 

緑青館の婆は、羅漢に一人選ぶように三美姫を呼びますが、外から聞こえてきた歌を聞いた羅漢は慌てて庭に走り出ます！
その歌は、いつか鳳仙が歌っていた歌でした。

 

歌声を頼りに緑青館の離れに着いた羅漢は、離れの扉を開けます。
そして、中にいた病気の妓女を探していたと涙を流すのでした・・・。

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